2011年11月21日
イベント報告 アフリカの子育てを聞く茶話会
こんにちは。
ちょっと遅れてのアップとなりますが、先週、イベント「アフリカの子育てを聞く茶話会」 が行なわれました。
「海外の子育てを聞く茶話会」と題し、今年度連続開催してきた会の第4回目、最終回となります。今回はマラウィ共和国。
私はまだ行ったことのないアフリカ大陸。知らず知らず「アフリカ=砂漠にサバンナ、野生動物」と思い込んでおりました。そのことを、今回の会の準備をとおして実感した次第です。マラウィは南東部にあり、広大な湖と高い山を有する緑豊かな国で、湖で採れる魚も常食されるなど、私の思い込みとは違う風土の国です。
その国に2年間滞在された古橋敦子さんをゲストにお迎えし、よもやま話をうかがいました。

0才のお子さん連れが多かったです
(古橋さんのお話)
マラウィでは、女性はたくさん子供を生みます。お産の現場は、出血にともなうHIV感染をおそれ、立ち入りが制限されています。病院の数も限られているため、多くの女性は自宅でお産をするそうです。
生まれてきた子どもは村全体で育ちます。成長してくると、子どもは家事の戦力となり、毎日の水汲みをはじめ、母親と一緒に働きます。父親は家事育児は手伝いません。
日本の感覚では、小さいうちから手伝いというのは可哀想だと考えがちですが、子どもは決して嫌々手伝いをしている訳ではありません。稼げるし、楽しいと考えているようです。ですが小学校を卒業することも容易ではなく、わずか2%しか卒業できません。

横向いてますが、子どもが小さいときはこうやって万能布(チテンジと呼ぶ)でおんぶ。
社会は首長がまとめる村単位で構成されていて、助け合って暮らしています。女性の地位は低く、仕事や服装などに様々な制限があります。一夫多妻でしかも女性は男性の誘いを断ってはいけないという決まりもあります。
そんなこんな、ありますが、マラウィはアフリカきっての治安の良い国。人は温厚で外国人など外国人というだけで最敬礼されます。
この日は主食であるシマ(トウモロコシ粉で作る蕎麦がきのようなもの)を調理実習しました。温かいシマに黒砂糖と牛乳をかけて試食。これが予想を裏切って大好評でお代わりも続出しました。やさしい味です。


最後に、ご自身が、現地の人に言われた事(=大学まで出たのに働かず専業主婦するなんて信じられない)がきっかけで仕事観が変わり就職、現在もフルタイム勤務で母業をしているとお話されました。
また、子どもには色んな経験をさせて、自分自身で考え選びとれる人になってほしい、と語ってくれました。
どちらも、深く納得できるお話でした。

来てくださったみなさん、どうもありがとうございました!
まちなか交流館で開催予定のイベント情報>
■ま~おばちゃんの紙芝居 第3木曜日10:30-11:10 予約、申し込み不要 無料
■かんたん。ママのためのエクササイズ 第2・4木曜日10:30-11:30 要予約、定員10名 500円/回 チラシ
■和ろうそくでつくるヨーロピアンクリスマスリース 12月11日 14:00-16:30 要予約、定員15名 参加費1800円(お持ち帰りいただけます)
ちょっと遅れてのアップとなりますが、先週、イベント「アフリカの子育てを聞く茶話会」 が行なわれました。
「海外の子育てを聞く茶話会」と題し、今年度連続開催してきた会の第4回目、最終回となります。今回はマラウィ共和国。
私はまだ行ったことのないアフリカ大陸。知らず知らず「アフリカ=砂漠にサバンナ、野生動物」と思い込んでおりました。そのことを、今回の会の準備をとおして実感した次第です。マラウィは南東部にあり、広大な湖と高い山を有する緑豊かな国で、湖で採れる魚も常食されるなど、私の思い込みとは違う風土の国です。
その国に2年間滞在された古橋敦子さんをゲストにお迎えし、よもやま話をうかがいました。


(古橋さんのお話)
マラウィでは、女性はたくさん子供を生みます。お産の現場は、出血にともなうHIV感染をおそれ、立ち入りが制限されています。病院の数も限られているため、多くの女性は自宅でお産をするそうです。
生まれてきた子どもは村全体で育ちます。成長してくると、子どもは家事の戦力となり、毎日の水汲みをはじめ、母親と一緒に働きます。父親は家事育児は手伝いません。
日本の感覚では、小さいうちから手伝いというのは可哀想だと考えがちですが、子どもは決して嫌々手伝いをしている訳ではありません。稼げるし、楽しいと考えているようです。ですが小学校を卒業することも容易ではなく、わずか2%しか卒業できません。

横向いてますが、子どもが小さいときはこうやって万能布(チテンジと呼ぶ)でおんぶ。
社会は首長がまとめる村単位で構成されていて、助け合って暮らしています。女性の地位は低く、仕事や服装などに様々な制限があります。一夫多妻でしかも女性は男性の誘いを断ってはいけないという決まりもあります。
そんなこんな、ありますが、マラウィはアフリカきっての治安の良い国。人は温厚で外国人など外国人というだけで最敬礼されます。
この日は主食であるシマ(トウモロコシ粉で作る蕎麦がきのようなもの)を調理実習しました。温かいシマに黒砂糖と牛乳をかけて試食。これが予想を裏切って大好評でお代わりも続出しました。やさしい味です。


最後に、ご自身が、現地の人に言われた事(=大学まで出たのに働かず専業主婦するなんて信じられない)がきっかけで仕事観が変わり就職、現在もフルタイム勤務で母業をしているとお話されました。
また、子どもには色んな経験をさせて、自分自身で考え選びとれる人になってほしい、と語ってくれました。
どちらも、深く納得できるお話でした。

来てくださったみなさん、どうもありがとうございました!
まちなか交流館で開催予定のイベント情報>
■ま~おばちゃんの紙芝居 第3木曜日10:30-11:10 予約、申し込み不要 無料
■かんたん。ママのためのエクササイズ 第2・4木曜日10:30-11:30 要予約、定員10名 500円/回 チラシ
■和ろうそくでつくるヨーロピアンクリスマスリース 12月11日 14:00-16:30 要予約、定員15名 参加費1800円(お持ち帰りいただけます)
福島の今 ー東日本大震災・福島原発事故から5年ー
初公開!石山寺の国宝《多宝塔》と早春の大津を楽しもう
みんなで楽しくリトミックでハロウィンパーティー☆
芸術の秋☆ 笠原純子が奏でるピアノと映像詩
子どもたちへ残したい未来・座談会 〜武村正義さんを囲んで〜
リニューアルオープン企画 vol.2「フォトジャーナリズト豊田直巳が見た戦争と原発」
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Posted by yuyu-kan at 12:24│Comments(1)
│まちなか交流館
この記事へのコメント
M井さんへ
先日は妻と息子 香代と立樹がお世話になりました。
しかも、写真もアップしていただいて家族で喜んで見させてもらいました。
また面白いイベントがあれば私も行きたいと思います。
おすすめがあれば教えてください。
ではまた。
先日は妻と息子 香代と立樹がお世話になりました。
しかも、写真もアップしていただいて家族で喜んで見させてもらいました。
また面白いイベントがあれば私も行きたいと思います。
おすすめがあれば教えてください。
ではまた。
Posted by 片山 雄一 at 2011年11月26日 10:30